現在の私は、AIツールを作ったり、AIを使ったブログ運営をしたりしている。
だからと言って、最初からAI開発に興味があったわけではない。
副業目的で使い始めたわけでもなければ、最新技術に強い関心があったわけでもない。
私が最初にChatGPTへ聞いていたことは、とても地味な内容だった。
「この食材ってどんな味なんだろう?」
「どうやって食べるんだろう?」
そんな食材の相談から始まったのである。
牛骨探しから始まった食材探検
もともと私は料理が好きだった。
特に出汁に興味を持つようになってからは、普通のスーパーでは見かけない食材を探すことが増えた。
その中で探していたのが牛骨だった。
ラーメン屋のような牛骨スープを作ってみたい。
そう思って色々調べているうちに、業務向けの食材を扱う「八面六臂」を知った。
初めてサイトを見た時は驚いた。
普通のスーパーには並ばない魚や肉が大量にある。
魚の頭。
マグロのテール。
巨大な肉の塊。
見たことのない内臓。
それだけでも面白かった。
買う予定がなくても眺めているだけで楽しい。
まるで食材図鑑を見ているような感覚だった。
気が付けば、珍しい食材を探すこと自体が趣味のようになっていた。
知らない食材はGoogleとYouTubeで調べていた
もちろん、知らない食材を見つけたら調べる。
当時の私の情報収集方法はシンプルだった。
まずGoogle検索。
次にYouTube検索。
記事をいくつか読み、動画をいくつか見る。
それから購入するか判断する。
今思えば普通のやり方だと思う。
ただ、時間はかかった。
サイトによって書いてあることが違う。
動画によって評価も違う。
結局どれを信じればいいのか分からなくなることもあった。
特に珍しい食材になるほど情報が少ない。
検索結果を何ページも開きながら比較することも珍しくなかった。
ChatGPTに聞いたらどうなるのか試してみた

そんな頃だったと思う。
ChatGPTの存在を知った。
最初はAIに大した期待はしていなかった。
ただ、
「これって食材のことも答えてくれるのかな?」
という興味はあった。
そこで試しに聞いてみた。
この魚はどんな味なのか。
おすすめなのか。
どうやって食べるのか。
買う価値はあるのか。
そんなことばかり聞いていた。
すると予想以上に話が通じる。
しかも説明が分かりやすい。
もちろん全てが正しいとは限らない。
しかし、購入前に大まかなイメージを掴むには十分だった。
「なるほど、こんな使い方をする食材なのか」
と思うことが増えていった。
Google検索より便利だと思った理由
私が便利だと思ったのは、正確さよりも会話ができることだった。
Google検索は答えを探しに行く作業である。
一方でChatGPTは相談に近かった。
例えば、
「脂は多い?」
「初心者でも扱える?」
「焼くだけで美味しい?」
と続けて聞ける。
さらに、
「私は二人暮らしなんだけど」
「冷凍庫は小さいんだけど」
と、自分の状況を追加できる。
これは意外と大きかった。
検索だと情報を探す側が頑張らなければならない。
しかしChatGPTは、聞きながら整理できる。
購入前の相談相手として便利だと感じるようになった。
届いた後もChatGPTへ聞いていた
面白かったのは、購入前だけでは終わらなかったことだ。
実際に商品が届くと、また質問が始まる。
どう切ればいいのか。
何分焼けばいいのか。
冷凍できるのか。
保存はどうするのか。
食べ切れなかったらどうするのか。
今では当たり前になったが、当時はかなり新鮮だった。
まるで料理好きの知人に相談しているような感覚だったのである。
実際、今でも珍しい食材を買うと聞くことがある。
魚の半身。
大きな肉の塊。
見慣れない部位。
そんなものが届くたびに、
「これ、どう料理しようか」
と相談している。
この頃はまだAIツールを作るとは思っていなかった
この頃の私は、まさか自分がAIツールを作る側になるとは思っていなかった。
AIは便利な検索ツール。
その程度の認識だった。
副業のことも考えていなかった。
AI開発なんてもっと考えていなかった。
ただ、分からないことを聞く。
興味があることを聞く。
食材について相談する。
それだけだった。
しかし今振り返ると、この頃から習慣は始まっていたのだと思う。
分からないことがあればAIへ聞く。
一緒に考えてもらう。
会話しながら答えを探す。
現在のブログ運営も、AI活用も、ツール開発も、その延長線上にある。
最初は牛骨探しだった。
そして珍しい食材探しだった。
そこから始まった好奇心が、気が付けば今のAI活用につながっている。
人生というのは、案外そんなものなのかもしれない。

