AIと一緒に作り始めたら、次々と試したくなった

AIと一緒に作り始めたことをきっかけに、次々とツールやアイデアを試すようになった様子を表現したブログアイキャッチ画像 ChatGPT活用
ゲーム作りをきっかけに、AIと一緒に次々と新しいツールや仕組みを試し始めた頃の感覚を表したアイキャッチ画像です。

「57歳薬剤師がAIで作る側になるまでの記録」第5話

前回の記事では、CodePenで動いたミニゲームをWordPressへ設置するまでを書いた。

最初は、ゲームを作ってみただけだった。

それを自分のブログに置いて、実際に動くところまで持っていけた時、私はふと思った。

「ゲームが作れるなら、他のプログラムも作れるのではないか」

今思えば、この一言が大きかった。

最初からAIツールを作ろうとしていたわけではない。
プログラム開発を本格的に始めようと思っていたわけでもない。

ただ、AIと一緒にひとつ動くものを作ったことで、
「これもできるのでは?」
「こっちも試せるのでは?」
という感覚が一気に広がった。

そこから、自分用のツール、面白そうなツール、母のためのツールまで、次々と作るようになった。

今回の記事では、どんなツールを作ったのかを詳しく紹介するのではなく、
なぜ私がAIと一緒に次々と試すようになったのかを書いていく。

AIがあっても、自分に作れるとは思っていなかった

最初からツールを作るつもりがなかった、というよりも、正確には「自分に作れるわけがない」と思っていた。

AIがあるとはいえ、私はプログラマーではない。

コードの知識があるわけでもない。
開発経験があるわけでもない。
エラーが出ても、その意味をすぐに理解できるわけでもない。

だから、AIに手伝ってもらえば何でも作れる、とは思っていなかった。

むしろ、どこかでこう思っていた。

「知識も経験もないド素人が、プログラムなんて作れるわけがない」

少し前までの私にとって、プログラムは「専門知識のある人だけが作れるもの」だった。

自分は使う側。
便利なサービスを探す側。
誰かが作ったものを利用する側。

そういう感覚だった。

ところが、CodePenで動いたミニゲームをWordPressへ設置したことで、その感覚が少し変わった。

もちろん、それだけで急にプログラマーになったわけではない。

ただ、ひとつ動くものを自分のブログに置けたことで、

「ゲームが作れるなら、他のプログラムも作れるのではないか」

と思うようになった。

この時点では、まだ自信があったわけではない。
ただ、今まで完全に閉じていた扉が、少しだけ開いたような感覚だった。


ブログを書いているうちに、欲しい道具が見えてきた

AIと一緒に何かを作る感覚を覚えてから、次に目が向いたのはブログ作業だった。

ブログを書いていると、同じような作業が何度も出てくる。

Search Consoleのデータを見る。
記事の状態を確認する。
どの記事を直すか考える。
記事の情報を整理する。

一つひとつは、それほど大きな作業ではない。

ただ、記事が増えてくると、毎回同じことを考えたり、同じような形に整理したりする場面が増えてくる。

その時に思った。

「これ、毎回手作業でやるより、道具にした方がいいのではないか」

最初から立派なサービスを作ろうとしていたわけではない。
ブログを書いているうちに、少しずつ欲しい道具が見えてきただけだった。

最初はブログ作業を助けるものが欲しかった

最初に作り始めたのは、ブログ作業を助けるためのツールだった。

Search Consoleのデータを見やすくする。
記事の情報を整理する。
どの記事を直すか判断しやすくする。

どれも、自分がブログを書いたり直したりする中で、
「あったら便利そう」
と思ったものだった。

最初は、ChatGPTに相談しながらコードを作っていた。

「こういう画面にしたい」
「ここに入力欄を置きたい」
「ボタンを押したら結果が出るようにしたい」
「WordPressで使える形にしたい」

そんな感じで伝えて、コードを出してもらう。

出てきたコードを貼り付けて、動かしてみる。
うまくいかなければ、エラーを見せて直してもらう。

その繰り返しだった。

とはいえ、最初から簡単に作れると思っていたわけではない。

そもそも、WordPress用プラグインとして動くツールを本当に作れるのか。

そこから半信半疑だった。

ChatGPTの画面上でコードが出てくることと、実際にWordPressの中で動くことは、まったく別の話に思えた。

特に怖かったのは、PHPだった。

WordPressは、PHPに変な記述があると簡単に壊れることがある。
そのことだけは知っていた。

だから最初は、かなり怖かった。

コードを貼れば動くのか。
プラグインとして認識されるのか。
エラーでサイトが真っ白にならないか。
管理画面にすら入れなくなったらどうするのか。

分からないことだらけだった。

最初に作ったツールは、ほぼ丸一日かかった。

今なら、もう少し短い時間で形にできるかもしれない。
しかし、その時は何も分からなかった。

どこに何を書けばいいのか。
エラーが出た時に、何を直せばいいのか。
WordPressに入れるにはどうすればいいのか。

一つ進むたびに確認して、
一つ直すたびにまた別の場所が気になって、
気づけばかなり時間が経っていた。

それでも、画面上で自分が欲しかった形に近いものが動いた時は、素直にうれしかった。

「これは使えるかもしれない」

そう思った。

そこから、Search Console分析ツールや記事台帳作成支援ツールのように、ブログ作業を助けるための道具を作るようになっていった。

Codexを使うようになった

最初の頃は、ChatGPT内だけでコードを作っていた。

それでも、ある程度のところまでは進められた。

ただ、チャットが長くなってくると、別の問題が出てきた。

チャット自体が異常に重くなる。
返答まで時間がかかる。
前に決めた仕様が少しずつずれる。
コードを修正しているうちに、別の部分が崩れてくる。

最初は、ChatGPTの中だけで何とかなると思っていた。

しかし、長く作業を続けるほど、チャット自体が重くなり、だんだん扱いにくくなっていった。

便利ではある。
ただ、長くなりすぎたチャットは、便利な相談場所というより、だんだん重たい作業場のようになっていった。

その後、Codexを使うようになってからは、作業がかなり安定した。

ChatGPTの長いチャットの中で何度もコードを直し続けるより、Codexで作業した方が、前に決めた仕様が崩れにくかった。

どのファイルを直しているのかも分かりやすくなった。
途中でコード全体が迷子になる感じも減った。

もちろん、Codexを使えば何でも簡単にできるわけではない。

エラーも出る。
思った通りに動かないこともある。
こちらの指示が悪ければ、おかしな方向にも進む。

それでも、ChatGPT内だけで無理に作り続けていた時より、かなり安定して作れるようになった。

そのおかげで、作るスピードも一気に上がった。

最初のツールはほぼ丸一日かかった。
しかし、作り方に少しずつ慣れ、Codexも使うようになったことで、次のツール、さらに次のツールへと進みやすくなった。

このあたりから、私の中で感覚が変わっていった。

「AIに相談する」だけではなく、
「AIと一緒に道具を作る」ことが、少しずつ現実のものになっていった。


面白そうという理由だけで作ったものもある

AI副業診断、AI占い、珍しいネタ発見機、NASA Space & Earth Viewer、プロンプト生成装置、Global Opportunity Finderなど、作ってみたAIツールを一覧でまとめた画像
AIと一緒に作り始めてから、ブログ運営用のツールだけでなく、診断、占い、海外ネタ発見、NASAデータ活用、プロンプト生成など、さまざまなAIツールを試すようになりました。

ブログ作業を助けるために作ったツールがある一方で、単純に「面白そう」という理由だけで作ったものもある。

たとえば、AI占い、AI副業診断、プロンプト生成装置、海外で話題の珍しいネタ発見機、NASA Space & Earth Viewerなどがある。

どちらかというと、

「こんなのがあったら面白そう」
「自分なら一度使ってみたい」
「AIやAPIを使えば、自分でもこういうものを作れるのではないか」

という好奇心から始まったものだった。

AI占いは、いかにも占いというより、人生相談に近いものが作れないかと思った。

AI副業診断は、副業に興味はあるけれど、自分に何が向いているのか分からない人向けに、簡単な入口が作れないかと思った。

プロンプト生成装置は、AIを使いたいけれど、最初の指示文で止まってしまう人が多いのではないかと思ったところから生まれた。

海外で話題の珍しいネタ発見機は、海外で話題になっているものを見れば、日本ではまだ知られていないヒントが見つかるのではないかという興味から作った。

その元になったGlobal Opportunity Finderは、まだPASS付きで確認しながら開発している非公開ツールである。

NASA Space & Earth Viewerは、NASAの情報を使って、今日の宇宙や地球の様子を気軽に見られたら面白いと思った。

どれも、最初から完成されたサービスを目指していたわけではない。

思いついたものを、まず作ってみる。
動かしてみる。
使ってみる。
違和感があれば直す。

その繰り返しだった。

以前なら、面白そうだと思っても、そこで終わっていたと思う。

「誰かが作ればいい」
「自分には無理だろう」
「プログラムの知識がないから作れない」

そう考えて、頭の中だけで終わっていたはずだ。

でも、AIと一緒に作り始めてからは少し変わった。

面白そうだと思ったものを、まず試してみる。
完璧でなくても、とりあえず形にしてみる。

その感覚が出てきた。

このあたりから、作る理由は一つではなくなっていった。

自分のために作るもの。
誰かが使ったら面白そうなもの。
まだ使い道ははっきりしていないけれど、試してみたいもの。

そういうものが、次々と出てくるようになった。


まとめ|試し続けたことが大きかった

振り返ると、短い期間でいくつものツールを作っていた。

制作期間を合計しても、約8日ほどだったと思う。

もちろん、すべてが完成形というわけではない。
まだ直したい部分もあるし、試作品に近いものもある。
開発中のまま、PASS付きで確認しているものもある。

それでも大きかったのは、短期間で作れたことではなかった。

一つ作ったことで、
「次も試してみよう」
と思えるようになったことだった。

以前なら、面白そうなアイデアを思いついても、

「自分には作れない」
「プログラムの知識がない」
「誰かが作るものだ」

そう考えて終わっていたと思う。

でも、AIと一緒に作り始めてからは、まず形にしてみるようになった。

動かなければ直す。
うまくいかなければ相談する。
別の方法を試す。

この繰り返しができるようになったことが、私にとって一番大きかった。

それぞれのツールには、作った理由がある。

だから今後は、ツールの紹介だけではなく、なぜ作ったのか、どこでつまずいたのか、作ってみて何が変わったのかも書いていこうと思う。

「57歳薬剤師がAIで作る側になるまでの記録」

このシリーズは、まだ始まったばかりである。

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