低温調理器を使って、鶏ささみと鶏むね肉を調理しました。
同じ温度でも「塩分」と「厚み(時間)」で体感が変わったので、再現しやすい形でまとめます。
今回の調理条件(再現用)


※掲載している調理中の写真は、鶏ささみを低温調理している時のものです。

設定温度到達前(赤ランプ)。

緑に変わってから肉を入れて調理開始。



温度と時間
- ささみ:1本 約50g → 61℃で60分
- むね肉:約300g → 62℃で90分
- むね肉:約500g → 62℃で110分
塩分パターン(2種類)
- 塩分0.7%:普段使い想定
- 塩分1.4%:ハム化狙い(塩をかけて12時間置いてから調理)
味の結果(率直な感想)
ささみ
- 0.7%:ささみって、こんなに旨かったのかと感動
- 1.4%:こちらも旨いが、ちょっとしょっぱい
むね肉
- 0.7%:旨いが、味が薄いかな(胡椒をかけてちょうど良い)
- 1.4%:肉の厚みがある分ちょうど良い
結論:おすすめの使い分け(実用寄り)
ささみは「0.7%固定」が強い(毎日枠)
- 0.7%でも十分おいしく、素材の旨さが出やすい
- 物足りないときは**後がけ(胡椒・七味・レモン等)**で調整しやすい
- 1.4%はハム寄りに便利だが、ささみだと塩が前に出てしょっぱく感じやすいことがある
むね肉は「厚みがあるほど1.4%が安定」
- 300g級(90分)は0.7%だと薄く感じることがある → 胡椒や香味で補うのが合う
- 500g級(110分)は1.4%がちょうど良く感じやすい
塩分×用途 早見表「61℃(ささみ)/62℃(むね肉)」
※本表は、今回の検証条件
(ささみ61℃60分/むね肉62℃90〜110分)を前提とした体感まとめです。
鶏ささみ(約50g/61℃60分)
| 塩分 | 当日そのまま | 翌日(冷蔵) | 弁当(冷蔵→持ち運び) | 向く食べ方/味変 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 0.7% | ◎ | ◎ | ○〜◎ | 胡椒・七味・レモン・ポン酢少量 | 「ささみが旨い」を出しやすい |
| 1.4%(12時間寝かせ) | ○ | ○ | ○ | サラダに混ぜる/野菜と合わせる | 旨いがしょっぱく感じやすい |
鶏むね肉(62℃:約300g→90分/約500g→110分)
| 肉量の目安 | 塩分 | 当日そのまま | 翌日(冷蔵) | 弁当(冷蔵→持ち運び) | 向く食べ方/味変 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 約300g(90分) | 0.7% | ○ | ○ | ○ | 胡椒・ハーブ・からし/わさび少量 | 味は薄め寄り→後がけ調整が合う |
| 約300g(90分) | 1.4%(12時間寝かせ) | ◎ | ◎ | ◎ | そのまま/サンド/サラダ | “ハム寄り”で安定 |
| 約500g(110分) | 0.7% | ○ | ○ | ○ | 胡椒・柚子胡椒少量 | 厚みがあると薄く感じる可能性 |
| 約500g(110分) | 1.4%(12時間寝かせ) | ◎ | ◎ | ◎ | そのまま/スライス常備 | 厚みがある分ちょうど良い |
11L寸胴鍋で2kg同時調理は「ギリ」だった
一度に2kgまとめてやったのは、肉が2kgパックで、もう一度やるのが面倒だったからです(作業を一回で終わらせたかった)。
ただ、11L寸胴で2kg同時は物理的にギリになりやすいです。
袋の取り回し・水の循環・水位の余裕が少なく、作業が詰まりやすい感覚がありました。
2kgまとめ調理をするなら意識したいこと
- 袋を重ねない(加熱ムラの原因になりやすい)
- 肉を平たく入れて厚みを作らない(厚みが増えると時間が必要)
- 水位に余裕を残す(溢れ・循環悪化の予防)
量産するなら、低温調理器用の専用コンテナの方が袋を並べやすく、作業がラクになりそうです。
弁当レンチンの注意:温めすぎると低温調理の良さがなくなる
低温調理の鶏肉は、レンジで温めすぎると一気に硬くなってしまいます。
**ポイントは「一発で長く当てない」「短時間+休ませ」**です。
低温調理の良さを残すなら、「熱々」ではなく
“温かい手前”で止める意識が大切です。
500W想定:硬くしにくい目安(まずは短め)
※冷蔵の鶏肉を想定。レンジの個体差があるので“少なめ→追加”が無難です。
- ささみ(50g前後):15〜25秒 → 30秒休ませ → 追加10秒(必要なら)
- 鶏肉150g(よくある量):45秒 → 30〜60秒休ませ → 追加15〜30秒
- 鶏肉200〜250g:60秒 → 45〜60秒休ませ → 追加20〜40秒
- 鶏肉300g:75秒 → 60秒休ませ → 追加20〜40秒
硬くしない小ワザ(効く順)
- 鶏肉は薄めに切る(厚いままだと外だけ熱くなりやすい)
- ふんわりラップ(乾燥が硬さにつながりやすい)
- 小さじ1の水を足す/汁気のあるおかずの上に置く(乾燥対策)
厚みによる調理時間の目安が分かる参考サイト
※海外サイトですが、スマホ(iPhone/Safari・Android/Chrome)なら
自動翻訳で日本語表示できます。
「重さ」より「厚み」で時間が変わるのは低温調理あるあるです。迷ったときは、厚みベースの目安表があるサイトを見るのが早いです。
- Douglas Baldwin(基礎の定番):厚みと時間、さらに安全側の考え方も含めて体系的。
- Amazing Food Made Easy(厚みチャートが見やすい):厚み別の加熱・パスチャライズ時間をまとめて見られる。
使用した道具(今回使ったもの)
※本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。
低温調理器(Amazonで見る)
1100Wハイパワー 低温調理器(SJ-S016) 日本語取扱説明書
真空パックの袋(Amazonで見る)
真空パック 袋 20枚(4種類サイズ:22*21cm、26*28cm、26*34cm、30*34cm)
11L寸胴鍋(Amazonで見る)
IH対応 ステンレス寸胴鍋24cm (蓋付) 満水11L 底面3層構造 KIPROSTAR(キプロスター)
まとめ
- ささみ:0.7%+61℃60分が“日常で勝ち”
- むね肉:厚みがあるほど1.4%が安定(0.7%は胡椒で調整が合う)
- 弁当レンチンは温めすぎ注意。500W短時間+休ませがしっとり感を残しやすい
- 11L寸胴で2kg同時はギリ。量産なら専用コンテナ検討もあり
6) この記事が向く人/向かない人
向く人
- 鶏ささみ・鶏むね肉を低温調理で日常的に作り置きしたい人
- 塩分0.7%と1.4%を、肉質や厚みで使い分けたい人
- ささみは61℃60分、むね肉は62℃90〜110分といった
- 「細かい条件の違い」を知りたい人
- 弁当に入れる前提で、**レンチンで硬くしないコツ(500W想定)**を知りたい人
- レシピよりも、実際にやってみた体感・失敗しにくい運用を重視する人
向かない人
- 毎回ソースや味付けを変えるなど、料理としてのアレンジを楽しみたい人
- 温度や時間を気にせず、ざっくり調理したい人
- 低温調理を「一度だけ試してみたい」人
(この記事は継続運用・作り置き前提の内容です) - 電子レンジ再加熱を前提にせず、温め直しをしない食べ方しかしない人
7) よくある質問(FAQ)3つ
Q1. ささみは1.4%だと本当にしょっぱい?
A. 私は少ししょっぱく感じました。0.7%固定+後がけ調整の方がラクでした。
Q2. むね肉は90分と110分、どっちがいい?
A. 厚みがある方は110分寄りの方が安心でした(今回は300g→90分、500g→110分で運用)。
Q3. 弁当レンチンで硬くなるのを避けたい
A. 500Wで短時間→休ませ→追加(必要なら)の順が失敗しにくいです。
※当サイトはAmazonアソシエイトを利用しています。掲載している商品価格や在庫は変動する場合があります。
